財団法人 地球環境財団  |   がんばろう日本! 東日本大震災について

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財団法人 地球環境財団
The Foundation for Earth Environment  法人等番号 0111-05-001695号

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がんばろう日本! 東日本大震災について

東日本大震災により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧・復興をお祈りするとともに、財団法人地球環境財団として、全力を挙げて支援してまいります。


東日本大震災が加速する「良心の世紀」へ



 東日本を襲った巨大な震災とその被害は日増しに悲惨な惨状を拡げ、痛恨の極みです。2011(平成23)年3 月11 日は、地震国/日本の私たちにとって、悔やんでも悔やみ切れない怨嗟の日として記憶の深奥に刻まれていくに違いありません。

 私たちは今こそ心を1つにして、手を携え、一丸となって、被災者の悲しみとその負担を分かち合いながら、この悲惨な体験を日本人の価値観の切り換えとともに、日本の世直しと再生へ向けての契機に生かしていくことを、切に願わずにはいられません。

 確かに1 千年に1 度あるかないかの未曾有の天災ではありましたが、深刻な原発事故をはじめ、想像を絶する大津波など、専門家も「想定外」を連発せざるを得ない程の被災状況は単に天災として葬り去ることのできない人災の余地も大いにあったことを深く反省しつつ、そこから日本人と日本を出直そうではありませんか。とりわけ、人災の余地は自然の摂理とその破壊力を侮り、蔑ろにしてきた人間の驕りと、未熟な科学技術への安易な過信に陥っていた慢心の何ものでもありません。

 日本人は元来、自然を敬い、自然に倣い、随い、融け合うことで、自然と融合する融合型の自然観を大切に、それに基づく文化/文明とその作法をよかれと崇めて、子々孫々、以心伝心で身につけてきた民族でした。それが明治維新と戦後の2 度に亘る西洋気触れの影響で、自然とは対峙して、支配し、搾取して、開発し、利用する対象と化し、いわば対峙型の自然観を受け容れ、それに基づく文化/文明とその作法をよかれと崇めることで、経済大国にも成り得ましたが、御し難い地球環境問題にも陥っているのです。

 この度の出口の見えない原発事故は、その象徴です。エネルギーももはや脱化石燃料に止まらず、脱原発へ、さらには再生自然エネルギーによる自給自足で、地産地消化へのシフトを余儀なくされてくるに違いありません。

 自然観は対峙型から融合型へ、エコ認識は人間本位の浅いエコ(Shallow Ecology)から、いのち優先の深いエコ(Deep Ecology)へ、生活様式は「使い捨て文化」から「足るを知る文化」へ、いかにパラダイムシフトさせ得るか、この度の東日本大震災は私たち一人ひとりに内なる自己改革を迫っています。

 これを機に、21 世紀を単なる「環境の世紀」に止めず、融合型の自然観といのち優先の深いエコ認識へ、さらには「足るを知る文化」を指向する良心的な「エコからエシカルへ/エシカルライフのすすめ」を加速する「良心の世紀」へと、高めていくことです。2011 年はこのための「エシカル元年」であり、エシカルマインドの醸成を再生/日本の国づくりへ脱皮していくための跳躍台にしていこうではありませんか。

財団法人 地球環境財団
理事長 嶋矢 志郎